デマと知りながらデマを垂れ流している悪質かつ不審人物が多数います。騙されないように気をつけてください。

「ファイザーは先天性欠損が起きることを認めてる 」はデマ

デマの内容

次のようなファイザー社の資料の画像を出して

デマッター

ファイザー社の文書には

「新型コロナワクチンを接種して28日が経過するまではコンドームを使わずに性行為をしてはいけない。先天性欠損が起こる可能性があるため」

と書いてある!

と主張する人がいますが、デマです。

ファイザー文書132ページより
「2回目接種後28日を経過するまでは無防備なセックス(コンドーム等を着用しないセックス)をしてはならない。これは男性にも女性にも言えることである。遺伝的な変化により先天性欠損が起こる可能性があるためである」

この文書は、ファイザー社がワクチン接種者の子供に先天性欠損(birth defects)が生まれる可能性を認識していたことを示している。恐ろしいことだ。


(※ほえのブログより注:上記画像の右端が切れていますが、ナカムラクリニックが掲載したままです。フルテキストは後述)
https://note.com/nakamuraclinic/n/n97cc1e226837

ワクチンと胎児奇形~ファイザー社はワクチン接種者の子供に先天性欠損が生まれる可能性を認めている~


https://twitter.com/ken220449867/status/1452949003855749124

ファイザー文書132ページより 「2回目接種後28日を経過するまでは無防備なセックス(コンドーム等を着用しないセックス)をしてはならない。これは男性にも女性にも言えることである。遺伝的な変化により先天性欠損が起こる可能性があるためである」


https://twitter.com/k201729/status/1449341807855169541

結論

デマです。

  • デマッターが出したファイザーの文書のどこにも「先天性欠損(またはそれに類すること)が起こる可能性がある」などとは書かれていません。妊娠(避妊)に関する注意が書かれているだけです。(この記事最後のファイザー文書を参照)
  • デマッターが出した文書は、新型コロナワクチンの展開(承認後の接種の実施)に関するものではなく、米国のあらゆる同様の臨床試験において推奨されているプロトコル(治験実施計画)をまとめたものです(つまりファイザーだけが行っていることではない)。
  • ファイザーのmRNAワクチンのmRNAは、細胞の核の中で守られている染色体(DNA、遺伝子など)に影響を与えることはありません。つまりファイザーのワクチンによって先天性欠損が起きることはありません。

解説

以下はthejournal.ieのファクトチェック記事からの抜粋です。

FactCheck: No, Pfizer did not say unprotected sex should be avoided after the vaccine because of risk from ‘genetic manipulation’
ファクトチェック:いいえ、ファイザー社は「遺伝子操作」によるリスクを理由に、ワクチン接種後は無防備なセックスを避けるべきだとは言っていません。

the document referenced in the post does not relate to the rollout of the vaccine as the post says.
(SNSの)デマで引用されている文書は、デマッターの主張とは異なり、ワクチンの展開に関するものではありません

Rather, it is a 146-page document outlining the protocol for the clinical trials of the Pfizer vaccine.
引用されているのは、ファイザー社のワクチンの臨床試験のプロトコルをまとめた146ページの文書です。

The trials took place to test the vaccine’s safety and efficacy before it was released.
試験は、ワクチンの安全性と有効性を確認するために、ワクチンのリリース前に行われました。

The National Institutes of Health recommends that contraception requirements are in place for any clinical trial participants who take part in a trial in the US, such as the Pfizer trials, who engage in heterosexual intercourse, whether or not there is any risk posted by the study to a foetus.
米国のすべての臨床試験において、参加する被験者が異性愛者である場合は、試験による胎児へのリスクがあるかどうかに関わらず、被験者に避妊義務を課すことが米国国立衛生研究所により推奨されています。ファイザーの臨床試験もその1つです。

The suggestion that Covid-19 vaccines cause “genetic manipulation” is also false.
新型コロナワクチンが「遺伝子操作」を引き起こすというのもデマです。

Vaccines using the RNA method do not change a person’s DNA, which means that claims that the vaccine causes genetic manipulation are inaccurate.
RNA技術を用いたワクチンは人のDNAを変化させません。ワクチンによって遺伝子操作が行われるという主張は正しくありません。

It is true that some health officials have advised the public to wait for a while before trying for a baby or receiving fertility treatments after receiving the Covid-19 vaccine.
確かに、一部の医療関係者は、新型コロナワクチンを接種した後は赤ちゃんの出産を計画したり不妊治療を受けたりするのを、しばらくの間は待った方が良いとアドバイスしています。

This is because pregnant women were not included in clinical trials for the vaccine, so evidence is not yet available on how safe it would be for use during pregnancy.
これは、このワクチンの臨床試験に妊婦が含まれていなかったため、妊婦がワクチンを接種した場合の安全性に関する証拠がまだ得られていないためです。

ブログ主による注

このファクトチェック記事は2021年1月8日に公開されたものです。その後、妊婦が新型コロナワクチンを接種しても安全であるということが証明されています。

参考:「ワクチンが妊婦に悪い影響を与える」は根拠なし|ほえのブログ

FactCheck: No, Pfizer did not say unprotected sex should be avoided after the vaccine because of risk from ‘genetic manipulation’

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おまけ ~ デマッターが出している文書

デマッターが根拠として出している文書の画像の右端が切れています。また、デマッターが出した画像のままでは扱いにくいため、該当部分のテキスト(原文、訳文)と、文書へのリンクを掲載しておきます。

文書へのリンク

A PHASE 1/2/3, PLACEBO-CONTROLLED, RANDOMIZED, OBSERVER-BLIND, DOSE-FINDING STUDY TO EVALUATE THE SAFETY, TOLERABILITY, IMMUNOGENICITY, AND EFFICACY OF SARS-COV-2 RNA VACCINE CANDIDATES AGAINST COVID-19 IN HEALTHY INDIVIDUALS (Pfizer)

該当ページ(P.132)

原文

10.4. Appendix 4: Contraceptive Guidance
10.4.1. Male Participant Reproductive Inclusion Criteria
Male participants are eligible to participate if they agree to the following requirements during the intervention period and for at least 28 days after the last dose of study intervention, which corresponds to the time needed to eliminate reproductive safety risk of the study intervention(s):

• Refrain from donating sperm.

PLUS either:

• Be abstinent from heterosexual intercourse with a female of childbearing potential as their preferred and usual lifestyle (abstinent on a long-term and persistent basis) and agree to remain abstinent.

OR

• Must agree to use a male condom when engaging in any activity that allows for passage of ejaculate to another person.

• In addition to male condom use, a highly effective method of contraception may be considered in WOCBP partners of male participants (refer to the list of highly effective methods below in Section 10.4.4).

10.4.2. Female Participant Reproductive Inclusion Criteria

A female participant is eligible to participate if she is not pregnant or breastfeeding, and at least 1 of the following conditions applies:

• Is not a WOCBP (see definitions below in Section 10.4.3).

OR

• Is a WOCBP and using an acceptable contraceptive method as described below during the intervention period (for a minimum of 28 days after the last dose of study intervention). The investigator should evaluate the effectiveness of the contraceptive method in relationship to the first dose of study intervention.

The investigator is responsible for review of medical history, menstrual history, and recent sexual activity to decrease the risk for inclusion of a woman with an early undetected pregnancy.

Page 132

日本語訳(DeepL翻訳ツールの訳そのまま)

10.4. 付録4:避妊具のガイダンス
10.4.1. 男性参加者の生殖に関する選択基準
男性参加者は、介入期間中および試験介入の最終投与後少なくとも28日間(試験介入の生殖に関する安全性リスクを排除するのに必要な期間に相当する)、以下の要件に同意する場合に参加できる。

– 精子の提供を控える。

いずれかを加える。

– 妊娠可能な女性との異性交際を希望する通常のライフスタイルとして禁欲し(長期的かつ持続的に禁欲する)、禁欲を継続することに同意する。

または

– 射精物を他人に渡す可能性のある行為を行う際には、男性用コンドームを使用することに同意すること。

– 男性参加者のWOCBPパートナーには、男性用コンドームの使用に加えて、効果の高い避妊法が考慮される場合があります(以下のセクション10.4.4の効果の高い避妊法のリストを参照してください)。

10.4.2. 女性参加者の生殖に関する選択基準

女性参加者は、妊娠中または授乳中ではなく、以下の条件のうち少なくとも1つに該当する場合、参加する資格があります。

– WOCBPではない(10.4.3項の以下の定義を参照)。

または

– WOCBPであり,介入期間中(試験介入の最終投与後,最低28日間),下記に記載された許容可能な避妊法を使用している。治験責任医師は,治験介入の初回投与との関係で,避妊法の有効性を評価する必要がある。

治験責任医師は,早期未発見妊娠の女性を組み入れるリスクを減少させるために,病歴,月経歴,最近の性行為を検討する責任がある。

ページ 132

WOCBPとは

WOCBP = Women Of ChildBearing Potential、妊娠可能な女性。

 

 

 

 

検索キーワード:先天性欠損症 先天異常 奇形児 形態異常

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