デマと知りながらデマを垂れ流している悪質かつ不審人物が多数います。騙されないように気をつけてください。

PCR検査の「陽性者」は「感染者ではない」は説得力がない

新型コロナの「PCR検査の “陽性者” は “感染者” ではない」と主張する人がいます。これも陰謀論者・デマッターの間で流行っているセリフの1つです。

自分が何を言ってるか分かってないデマッターも多い

私は最初、デマッターが何を言いたいのか分からなかったので「どういう意味?」と尋ねたんですが、そのデマッターも他のデマッターも答えられませんでした。

デマッター仲間でテンプレート(デマ画像、デマ記事、デマの決めゼリフ)を共有してるわけですが、意味が分からないまま(デマ記事の場合は本文を読まないまま)左から右へデマを流してる場合が多いですね。

その主張はいくつかのバリエーションがあるようですが、いずれも否定されています。

デマ主張:たまたま鼻腔や喉の粘膜に付着した数個のウイルスを検出しただけ

たまたま鼻の粘膜についていた程度のウイルスではPCR検査で陽性にはなりません。

PCR検査でRNA抽出に必要なコロナウイルスの量は10の11乗個(1,000億個)だと試算されますが、検体採取→検体輸送→RNA抽出→PCR検査という過程で採取部位のウイルスを100%回収することは不可能であり、RNA変性等が起きるとウイルスRNAの量は減り、更にRNA抽出の過程でもウイルスRNAを多量にロスします。

体内でウイルスが増殖したときほどのウイルス量がなければ検査で陽性にはなりません

ウイルス曝露後、感染に至らないにもかかわらず、抗ウイルス物質や好中球、マクロファージで処理されずに鼻や喉に多量のウイルスが存在し続けるということも考えられません。

参考記事:https://tatsuharug.com/pcr-meaningless#PCR-2

 

大阪大学免疫学フロンティア研究センター、宮坂昌之教授(動画)

1個の細胞に1個ウイルスが入ると10時間経つと1,000倍になって出てくるんですよ。

一方、粘液の上にはウイルスを殺す酵素ってたくさん存在するので、少数のウイルスが飛び込んできて喉の上に座り込んでもそれは我々の自然免疫がみんな殺してしまうわけです。

ウイルスが陽性となって出るときには、さすがに、粘液の層をウイルスがつらぬいて細胞の中に入って10時間後に1,000倍になった、この状態で陽性になってるんですね。ですからたとえば1,000個の細胞が陽性になれば、1,000X1,000つまり100万個のウイルスが細胞の外に出てくる。そうするとこれが簡単に陽性になる。そういうのが多くの人の、PCR陽性の多くの人の状況

 

PCRに用いる検査溶液は5ul。検体の唾液が2mlとして、検査溶液内にウイルスが検出されれば単純計算で400倍(実際は濃縮と抽出があるので概算値)のウイルスが検体中にあることになる。上気道の僅かな細胞からウイルスが検出されるなら、37兆2000億個の細胞から構成される人体には何億個ものウイルスが増殖し存在していることになる。

https://note.com/osamu_iga/n/nb70a1cddc5f3

デマ主張:たまたま鼻腔や喉の粘膜に付着した死んだウイルスを検出しただけ

前述の話に加えて、

PCR 検査では、ただでさえ壊れやすい RNA を抽出して DNA に逆転写し、更に増幅できた場合に陽性となります。すでにボロボロのウイルスの死骸の RNA が壊れないまま陽性判定になる可能性は極めて低いのです。

そういったごく稀な可能性を問題にするよりも、実際にウイルスを持っている可能性の方を考慮すべきです。

参考ツイート:https://twitter.com/sunasaji/status/1268124148535930880

デマ主張:ウイルス数個で陽性になるPCR検査で陽性になっても感染とは言えない

前述の「デマ主張:たまたま鼻腔や喉の粘膜に付着した数個のウイルスを検出しただけ」を参照。

デマ主張:体内の死んだウイルスを検出しただけ

感染後、回復過程の PCR 検査でウイルスの断片が検出され、感染性が無いにもかかわらず陽性になることは知られています(退院時のPCR検査が行われなくなった理由です)。

こういうケースは一部ですし、そもそも感染後の回復過程で起こる事です。

参考記事:https://tatsuharug.com/pcr-meaningless

デマ主張:PCR 検査は塩基配列を検出してるだけで直接ウイルスを見てない

「直接ウイルスを見る」ってどういうことでしょう? 増殖したウイルスがユラユラ動いてる様子を電子顕微鏡で見るべきって主張でしょうか?

そんな判定のしかたをしたら、それこそ別の違うものと間違えてしまうでしょう。

塩基配列は簡単に言えばウイルス種ごとに割り振られている指紋のようなものです。塩基配列を確認するほうが確実です。

デマの大元は?

このデマが生まれた大元の理由として1つ考えられることがあります。

もともとPCRというプロセス(技術)は定性PCRとして考案されました。これは「ウイルスの存在は判別できるがその濃度(量)は判別できない」というものでした。

そのため、初期の定性PCR検査によって、ある人の体内からウイルスが見つかっても(陽性者であっても)、その人の体の中でウイルスが増殖している(=感染者である)かは分かりませんでした。

この初期の定性PCRの特徴から「”陽性者=感染者” ではない」というデマが生まれた可能性があります。

ではなぜそれがデマかというと、現在主流のリアルタイムPCR検査(定量PCR検査)は、初期の定性PCR検査とは異なり、ウイルスの濃度(定量)が分かるようになっているからです。そのため、リアルタイムPCRの陽性者は感染者と考えて差し支えないのです。

現在マスコミなどが「PCR検査」と呼んでいるのは「リアルタイムPCR検査」またはそれ以降に開発された新しいPCR検査のことです。

参考URL


https://twitter.com/sunasaji/status/1391694851624767493


https://twitter.com/sunasaji/status/1349646840300388353


https://twitter.com/osamu_iga/status/1344766607726235648

 

「PCR検査における『Ct値』について」

https://note.com/kawasemi_no_hina/n/nd969f33674b7

 

参考:「PCR検査はウイルス検査に使えないとキャリーマリスが言った」という主張は誤解

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