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「水道水でPCR検査が陽性になった」という動画の嘘(1)

水道水でPCR検査が陽性?!

下記のツイートの動画を出して「水道水でPCR検査が陽性になった」と主張する人がいますが、その主張には嘘と正確でない点が含まれています。

1.PCR検査ではなく抗原検査

まず(日本の多くのデマツイートで言われている)嘘についてですが、上記の検査は「PCR検査」ではありません。上記元ツイートに「AntiGentest」と書かれているように、これは抗原(antigen)検査キットです(Abbott Panbio 新型コロナ 抗原検査ラピッドキット)。

2.検査結果を待つべき時間を満たしてない

次に、最も不適切だと思われる点ですが、検査結果が出るまで待つべき時間が足りていません。この検査キットの使用説明書には15分以上待ってから20分以内に検査結果を確認するように書かれています。。

しかし動画ではせいぜい2分ほどしか待たずに検査結果が陽性だったような印象を与えて終了しています(動画は早送りやつなぎ直し等の編集は行われていません)。検査結果が出るまで15分は待たなければいけません。

3.あらかじめ細工をした可能性

次に不審なのは、この動画が以下の画像のように、パッケージが既に開いているところから始まっている点です。

この検査キットにはテスト用の「陽性結果を示す綿棒(感染性なし・無害)」が付属しているものがあり、もしも予めその綿棒を使って細工をしていたら、結果が陽性になっても不思議ではないわけです。

4.水滴の量が多すぎる

次に不適切なのは、キットに垂らす水滴の量です。説明書には(緩衝液(buffer fluid)+検体を垂らす量は)5滴と定められていますが、動画では大粒の水を8回は垂らしており多すぎます。

不適切な量を垂らすと「不適切な結果になり得る」と説明書には書かれています。

5.検査の手順が雑

この他にも、この検査をするにあたって説明書には細かい注意事項があり、正確な結果を得るには訓練された医療従事者が正確な手順で検査を行うように書かれています。動画に見られる検査の手順は雑と言わざるを得ません。

 


参考
Abbott Panbio COVID-19 Ag Rapid Test Device 使用説明書

 

参考記事

「水道水でPCR検査が陽性になった」という動画の嘘(2)

「水道水でPCR検査が陽性になった」という動画の嘘(2)

 

 

 

 

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