デマと知りながらデマを垂れ流している悪質かつ不審人物が多数います。騙されないように気をつけてください。

「ワクチン接種した妊婦の初期流産は7~8倍」はデマ

デマの内容

次のような記事や論文を出して

デマッター

妊婦がワクチンを接種すると、流産が7~8倍になるとする論文が出た!

ワクチン危険! ワクチン接種をやめろ!

と主張する人がいますが、デマです。

【速報】妊婦へのワクチン接種が安全とする説は誤りと判明 流産が7~8倍になるとする論文が出る


https://twitter.com/tweetsoku1/status/1458064336337793032

ハイ速報 論文が出ました ワクチンを打つことにより妊婦さんの 流産する確率 7倍から8倍に膨れ上がる 言わんこっちゃない


https://twitter.com/0091iris/status/1458157396186910723

ニュージーランドの2人の研究者が、米疾病予防管理センター(CDC)研究者によるワクチン接種後の妊婦に関する研究を再分析。 その結果、第1期の流産の発生率は82〜 91%にものぼるとの論文を発表。妊婦へのワクチン接種の中止を訴えている。


https://twitter.com/LoudminorityJP/status/1458039193288916996

こちらがデマの根拠とされている論文。


Spontaneous Abortions and Policies on COVID-19 mRNA Vaccine Use During Pregnancy

解説

結論

デマです。

  • デマッターが出した記事で紹介されている論文は、過去にファクトチェックされたデマを焼き直したようなお粗末な内容になっています。
    具体的には、計算の分母が間違っています。
  • この論文の著者の1人は、反コロナ・反ワクチン活動でお金を儲けている Dr. Simon Thornley です。
  • この論文を掲載したジャーナルの編集長は、反ワクチンのデマ屋 James Lyons-Weiler です。
追記

2021年11月27日の追記です。このデマの根拠となっていたデタラメな論文が正式に撤回されました。


https://www.publichealthpolicyjournal.com/general-5

経緯についてはニュージーランドのニュースサイトstuffに記事があります。世界中から指摘を受け、学部長から大目玉とのことです。

kj氏よりご連絡いただきました。ありがとうございます。

この論文の著者の1人は反ワクチン活動家

デマッターが鼻息を荒くして出してきた論文がこちらです(他にも似たような名前の論文があるので混同しないよう気を付けてください)。

この論文の著者の1人は、反コロナ・反ワクチン活動でお金を稼いでいる Dr. Simon Thornley です。

以下は Wikipedia からの抜粋です。

Thornley is a member of the Covid Plan B group, which has repeatedly criticised the New Zealand government’s management of the COVID pandemic, and “Thornley [has] become the most notable critic of the Government’s Covid-19 elimination strategy”. Early in the pandemic, Thornley was quoted as saying “Hanging out for a vaccine is not an option… a fantasy, in my view.”
Thornley は、Covid Plan B グループ(反感染対策・反ワクチン団体)のメンバーであり、新型コロナのパンデミックに対するニュージーランド政府の政策を繰り返し批判しており、「Thornley は、政府の新型コロナ撲滅戦略に対する最も顕著な批判者となった」とされています。
Simon Thornley(WIkipedia)

以下は、疫学者 Dr. Katrine Wallace の解説(後述)からの抜粋です。

Well, for one thing, his website has links from anti-vaxx groups that he gets money for when people click on them. He’s also an expert witness in a lawsuit where an anti-vaxx group is suing the government of New Zealand about the vaccine rollout.
実は、彼(Thornley)のウェブサイトには反ワクチン団体からのリンクが貼られており、それがクリックされると彼にお金が入るのです。また、反ワクチン団体がニュージーランド政府のワクチン政策について訴訟を起こしていますが、彼はその訴訟の専門家証人(鑑定人)になっています。

この論文を掲載したジャーナルの編集長は反ワクチンのデマ屋

論文を掲載したジャーナルがこちらです。

上記のページの下のほうに「編集長:James Lyons-Weiler」と書かれていますが…

この人物は、反ワクチンのデマ屋です。

以下は Wikipedia からの抜粋です。

He has made numerous false and misleading claims about COVID-19 and vaccines. United States Court of Federal Claims Special Master Christian J. Moran concluded in 2020 that Lyons-Weiler was “wholly unqualified to opine on the question of vaccine causation”;
彼(James Lyons-Weiler)は、新型コロナとワクチンについて、数々の間違った誤解を招く主張をしてきました。2020年、(HPVワクチンに関連する訴訟で)米国連邦請求裁判所の Christian J. Moran 特別判事は、Lyons-Weilerについて、「ワクチンの因果関係の問題について意見を述べる資格は全くない」と断定しました。
James Lyons-Weiler(Wikipedia)

疫学者 Dr. Katrine Wallace による解説

Dr. Katrine Wallace(シカゴの疫学者)がこの件について動画で解説しているので紹介します(動画の下にスクリプトと日本語訳あり)。

Dr. Katrine Wallaceについて

Dr. Katrine Wallaceは、シカゴの疫学者であり、イリノイ大学非常勤助教授であり、TikTokのインフルエンサーでもあります。彼女の活動が CBS Chicago で紹介されたこともあります。

“Researchers call for halt on COVID-19 vaccines for pregnant women after reanalysis of CDC study.”
「研究者達は、CDCの研究を再分析した結果、妊娠中の女性が新型コロナワクチンを接種しないよう求めています」

Hey, Dr. Kat, epidemiologist. I’m doing a multi-part series on the techniques people use to spread misinformation about Covid-19 and the vaccines. If you’re interested follow along.
こんにちは。疫学者の Dr. Kat (Katrine) です。新型コロナとワクチンに関するデマを広げているデマッター達の手口について、複数回に分けて紹介しています。興味のある方はフォローしてくださいね。

Today we’re going to talk about coordinated disinformation campaigns.
今日は、組織ぐるみで行われているデマ拡散活動についてお話しします。

The girl at the beginning of this video was misled by a coordinated disinformation campaign and I’m going to show you exactly how it was planned disseminated and now propagated by people like her on social media.
この動画の冒頭に登場した女性は、組織的ぐるみのデマに騙されてしまったわけですが、そのようなデマがどのようにして計画的に広められ、彼女のような人々によってSNSで拡散されているかについて、これからお話します。

Meet Simon Thornley. He’s an epidemiologist, but we don’t claim him.
彼は Simon Thornley です。疫学者です…私達はどうかと思ってますけど。

He recently published an article in a fringe low tier journal with one of his colleagues re-analyzing CDC data on miscarriage after vaccination.
彼は最近、同僚の一人と一緒に、ワクチン接種後の流産に関するCDCデータを再分析し、その論文をマイナーなジャーナルで発表しました。

Coordinated disinformation campaigns often upload data to preprint server, or publish it in a very low tier journal.
組織的なデマ拡散活動では、論文をプレプリントサーバーにアップロードしたり、非常にレベルの低いジャーナルに掲載したりすることが多いですね。

This allows them to get around the peer review process that would definitely find their mistakes and they still achieve the goal of creating chaos in an already bewildered public.
そうすることで、論文の誤りを絶対に見つけたはずの査読プロセスを回避でき、すでに困惑している人々を更に混乱させるという目的を達成できるからです。

This paper re-analyzed some CDC data taking everybody out of the denominator that had been vaccinated in their third trimester. Since this data only had three months of follow-up, the only way for the people that were vaccinated in the first trimester to have a completed pregnancy is to miscarry, so this was a very biased way to present the data.
この論文では、CDCのデータを再分析し、妊娠3ヶ月目にワクチンを接種した人をすべて分母から除外してしまっています。そしてデータは3ヶ月しか追跡されていないので、妊娠初期にワクチンを接種して妊娠を完了した人というのは、流産した人しか残らないわけです。非常に誤解を招くデータの出し方をしているわけです。

Now why would Dr. Thornley do something like this?
さて、Dr. Thornley はどうしてこのようなことをしたのでしょうか?

Well, for one thing, his website has links from anti-vaxx groups that he gets money for when people click on them.
実は、彼のウェブサイトには反ワクチン団体からのリンクが貼られており、それがクリックされると彼にお金が入るのです。

画面の背景に見える記事へのリンク

‘Divorced from science’: Plan B criticised for conspiracy links

He’s also an expert witness in a lawsuit where an anti-vaxx group is suing the government of New Zealand about the vaccine rollout.
また、反ワクチン団体がニュージーランド政府のワクチン政策について訴訟を起こしていますが、彼(Thornley)はその訴訟の専門家証人(鑑定人)にもなっています。

Starting to get the picture?
分かってきましたね?

We have two reputable papers: one in the New England Journal of Medicine,
2つの信頼できる論文を紹介しましょう。1つ目はNew England Journal of Medicineに掲載された論文。

画面の背景に見える記事へのリンク

Receipt of mRNA Covid-19 Vaccines and Risk of Spontaneous Abortion

and this one in Jama.
2つ目はJamaに掲載された論文です。

画面の背景に見える記事へのリンク

Spontaneous Abortion Following COVID-19 Vaccination During Pregnancy

Both papers show that the rate of miscarriage is no greater than the background rate of miscarriage in the general population.
いずれの論文も、(ワクチンを接種した妊婦の)流産の割合は、一般における流産の自然発生率よりも大きくないことを示しています。

But despite all that media outlets still covered Dr. Thornley’s article.
しかし、それにもかかわらず、メディアは Dr. Thornley の記事を取り上げてしまいました。

This scary sounding article says that the researchers are calling for a halt on Covid-19 vaccines for pregnant women after a re-analysis of the CDC study.
この記事は、「研究者達は、CDCの研究を再分析した結果、妊娠中の女性が新型コロナワクチンを接種しないよう求めている」と言って不安を煽っています。

It sounds really scary like the CDC did the re-analysis or it’s coming from an official source.
CDCが再分析したとか、公式のソースによるものだとか言われると、本当に怖くなりますよね。

“So the numbers for miscarriage in the first trimester of Covid vaccination for pregnant women was a lot higher than they had originally stated.”
「新型コロナワクチンを接種した第一期の妊婦の流産数は、当初の発表よりもかなり高かったわけですね。」

This was intentional on their part doing an inappropriate re-analysis publishing it in a low tier journal getting it picked up by media outlets and now it is being propagated on the internet.
彼らは意図的に不正な再分析を行い、その結果を低レベルのジャーナルに掲載し、メディアに取り上げさせ、インターネットに拡散させたのです。

And what makes this particularly evil is the CDC actually released a health alert for pregnant people to get vaccinated because they are at high risk for severe outcomes from Covid 19 which he does not even mention in his article.
そして、特に悪質なのは、実際にはCDCが「妊娠中の人は新型コロナによって重症化するリスクが高いためワクチン接種を受けるように」という健康上の警告を出しているにも関わらず、彼は記事の中でそのことに触れていないことです。

ツイッターより

kj氏による解説

中身は有名な82%デマの焼き直しです
https://note.com/kj62824378/n/nbc7b45ac1328

編集長が反ワクチンデマ屋の学術誌なんで推して知るべしでは

https://twitter.com/kj62824378/status/1457653283028226055

反ワクチンのジャーナルが爆誕の模様
https://publichealthpolicyjournal.com

Chief-Editorが反ワクチン
https://en.wikipedia.org/wiki/James_Lyons-Weiler

ジャーナルつーか同人誌?
反ワクチン研究者の皆様にとっては査読付き論文を通すチャンス到来
デジタルタトゥーとも言えるけど

https://twitter.com/kj62824378/status/1457506466173108227

pogemutaBN氏による解説

よし、論文読んだぞ。NEJM誌の論文誤読してワクチンで流産率82%とか言っちゃうおなじみのデマをきれいな論文の体裁にしてるだけで内容同じ。母数3958人のデータから3000人以上の正常な妊婦をガン無視してそれ以外のn=827で計算してるだけ。
ワクチンで妊婦の82%が流産するというデマとソース論文の読解
https://twitter.com/pogemutaBN/status/1458668903823917061

NEJM誌掲載論文読めば母数が3958なのAbstractに書いてあるレベルで明らかなのに、この数字はデマ論文には1回も出てこないんだぜ。完全に騙すつもりで書いてるなこれ。

ひかる氏による解説

1)の文献が2)の文献のデータを都合よく弄っただけです。
20周までの流産率はワクチン接種群でも114/827=14%で自然流産率と変わりません。

1) …https://cf5e727d-d02d-4d71-89ff-9fe2d3ad957f.filesusr.com/ugd/adf864_2bd97450072f4364a65e5cf1d7384dd4.pdf
2)https://nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa2104983

https://twitter.com/zerosuiside/status/1458433965170171906

この表に惑わされた奴が結構いるみたいです(´・ω・`) 他には104/(104+10)×100=90%の流産率と言ってる頓珍漢がいましたね

全流産から子宮外妊娠や人工中絶での流産を差し引いた値で何故か騒いでました

https://twitter.com/zerosuiside/status/1458478776078069760

記事は全く正しくありません。 そもそも結構前から指摘されてるデマです。

簡単に言うと分母が不適切です。 20週までの流産率を何故か写真の黄色い部分だけで求めています。
104/(104+10)×100で91.2%と言う数字が出ますが、「流産したの人で子宮外妊娠や人工妊娠中絶以外での流産率」を示しています。


https://twitter.com/zerosuiside/status/1458498204698222595

したがってこの数字を持って自然流産率より7~8倍と主張しています。
https://hakusanladies.com/pregnancy_outpatient/ryuzan/

しかし接種者の本当の流産率は黄色が分子、青色が分母なので実際には中絶などを除いて104/827×100=12.6%になります。 なので、妊婦さんに影響はありません。 ご安心ください

noteでは前にデマが流れた時に作成されたもので、より詳しく説明されています。 分かりやすい画像もありましたので、ご参考下さい
https://note.com/osamu_iga/n/n76735f6e16ca?magazine_key=mb5506dd546a0

wakuwaku3氏による解説

この記事は春までに妊娠を終えた20週未満で接種した方はみな流産中絶してたので流産率は90%でワクチン危険と言っている記事です
中身読んでないのなら致し方ないですがわかってて拡散してるならよくないです
元の研究結果は1132人の13週未満接種の方が参加して96人が自然流産で全く自然の発生率です


https://twitter.com/covidacc/status/1457220529237073921

この記事は20週未満で接種を受け春までに妊娠を終えた人を見たら全員かほぼ全員が中絶や流産だったので流産率9割,ワクチン危険と事を書いてる本当にそんなことを信じてるとはとても思えない当たり屋的な記事です
実際は1132の13週未満の方が参加し96人が13週未満で流産し妊娠初期の自然の流産率です
https://twitter.com/covidacc/status/1457218434656133120

ほぼ全員流産してたら調査するまでもなく気づくでしょうって(苦笑。この記事は今春までに妊娠を終えた20週以下で接種した方の全員またはほぼ全員が流産または中絶してたんで流産率9割といってるんですよ。嘘だろう?と思うでしょうけど本当に真面目にそう分析してるんですよ https://twitter.com/covidacc/status/1457218434656133120?s=20

https://twitter.com/covidacc/status/1458566559836749829

だから訂正もされてるのでしょうけどだからといって妊娠を終えた人だけを見て春までに妊娠を終えてない人を分母から除くのももっとおかしいでしょう
普通の成人がこんな長文書いてる間に20週以下で接種したら執筆時までに流産以外で妊娠が終わらないだろという理屈に気づかないはずがないですよ

https://twitter.com/covidacc/status/1458579756614504450

PCR検査は感染症の診断に利用できます氏による解説

これかなり前にファクトチェック済みのデマだし、拡散している人たちは「ワクチンに関係なく1割くらいの確率で発生する流産が7〜8倍になったらとっくに騒ぎになっているはずだ」とか想像できないの?
https://twitter.com/q44bh4aD6wzu8Pv/status/1458640043929571331

ひさす氏による解説

妊娠初期の流産率が8-15%
その7-8倍って事は60-100%以上

今の接種率を考えると
どう考えても論文出る前に
流産でまくって記事になってないとおかしい数字な訳だが…
https://twitter.com/hisasu77/status/1458128530454179850

made you look氏による解説

The Epoch Times is not a reliable source. That study is garbage. The ACOG enthusiastically recommends that pregnant people get vaccinated.
Why would anyone trust YOU with their health decisions?
エポックタイムスは信頼できるソースではありません。その研究はゴミです。アメリカ産科婦人科学会(ACOG)は妊娠中の人にワクチン接種を強く勧めています。
あなたを信頼できる根拠がどこにあるのでしょうか?
Spontaneous Abortion Following COVID-19 Vaccination During Pregnancy
https://twitter.com/Luzianaha/status/1457794084349767690

伊賀治氏による解説

はい。 既に各所でファクトチェックされた古いデマですね。 反ワクはネタ切れのようですね。
「NEJM論文によればワクチン接種を受けた妊婦の流産率が82%」はデマ
https://twitter.com/osamu_iga/status/1458473251542224903

こんな図もありました。


https://twitter.com/osamu_iga/status/1458486161400160256

Sukuna氏による解説

先程のツイートは不正確だったので訂正します。
妊娠20週までにワクチン接種して妊娠が中断/終了された127人のうち、自然流産は104人で82%だったというもの。ただし、妊娠20週までに接種した1098人は妊娠継続中。
つまり、全体の流産率と妊娠中断理由における流産の占める割合を比べている。

https://twitter.com/SukunaBikona7/status/1459057688285880323

そもそも異なるもの同士を比較しているので、意味がない、ということに。 当初、勘違いした解釈で発信してしまい、申し訳ないです。

今村文昭氏による解説

引用されたNEJMの原著論文(https://nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa2104983…)とその研究は”流産のリスクを過小評価している!”とする論文(…https://cf5e727d-d02d-4d71-89ff-9fe2d3ad957f.filesusr.com/ugd/adf864_2bd97450072f4364a65e5cf1d7384dd4.pdf…)を読みましたが…
流産リスクが過小評価…と指摘する後者の論文はひどく、私にとっては↓は最低なデマ情報ですね。。
以下、解説します #拡散希望
https://twitter.com/nutrepi/status/1458528902024990725

Shimabukuroらの論文(再掲↓)ではワクチンを接種した妊婦さん827人の出産や流産などのデータ(Pregnancy Loss)を解析し、その対象としたアウトカムの分布がコロナ禍以前の分布に同等か検討し、今のところ(Preliminary)危険信号は無しと結論づけています ‥続

それに対し「重大な誤り!」とBrockらが指摘→Tw↓(論文のリンク再掲…https://cf5e727d-d02d-4d71-89ff-9fe2d3ad957f.filesusr.com/ugd/adf864_2bd97450072f4364a65e5cf1d7384dd4.pdf…)

その指摘の内容は酷いです 以下、解説。

①NEJMによると827人の妊婦のうち700人は妊娠第3期に最初のワクチン接種を受けていると記載されています(Table 4のFootnote)…続

②ですが自然流産(n=104, Spontaneous Abortion)は妊娠週数20週前と定義されています。ですので104人の残念ながらその経験された方の中にはワクチン未接種の人もいるわけです。
ですのでNEJMは流産については結論を出していません。→「流産のリスクについては判らない」が正解 ですが‥続

③Brockらは、ワクチンを妊娠第1期、第2期に接種した妊婦さんは約120人(≠827-700)はいる。そのために流産のリスクは104/120=87% と計算すべきで、恐ろしいリスクだと言っています

④流産した妊婦(104人)が、全員、早めにワクチンを接種した人(120人)などとは論文には一切記載ない‥続

にもかかわらず、流産を経験した104人とはワクチンを早めに接種した120人から発生したと決めつけているだけです

ただ流産のリスクを過剰評価したいだけの話で、たとえばワクチンを早めに接種した100人強の妊婦さんは普通に出産したりしたことでしょう。その可能性は一切、無視されています

…続

大枠は以上ですが…

⑤なぜ7~8倍という数字が 踊っているのかというと

Brockらは、ワクチン接種歴のある妊婦さん827人のうち(未接種時の妊婦さんを含む)自然流産の経験者は104人であり、104/827=12.5%(この計算自体は無意味。この研究では高いか低いか不明なので。)だが…続

第1期、第2期にワクチンを接種した人数を分母にすべきだと主張して 104/約120人≒80% とし、12.5%と比較して7~8倍といっています。 この主張に意味はありません

おかしな指摘の主張が認められるのはNEJMがそれを認めてからでしょう↓。その動きは、当然無いですが‥

元ネタとなったデマのファクトチェック記事

以下は、今回のデマ論文の元ネタとなった以前拡散されたデマのファクトチェックです。なお以下の記事中に出てくる論文はちゃんとした論文です(デマッターが曲解しただけ)。

mRNAワクチン接種で82%流産のデマ(kj氏)

https://note.com/kj62824378/n/nbc7b45ac1328

ワクチンで妊婦の82%が流産するというデマとソース論文の読解(pogemutaBN氏)

ワクチンで妊婦の82%が流産するというデマとソース論文の読解

「NEJM論文によればワクチン接種を受けた妊婦の流産率が82%」はデマ(伊賀治氏)

「NEJM論文によればワクチン接種を受けた妊婦の流産率が82%」はデマ(伊賀治氏)

「妊娠20週目までにワクチンを打った人の流産率は82%」はデマ

「妊娠20週目までにワクチンを打った人の流産率は82%」はデマ

その他

「ツイッター速報〜BreakingNews」が訂正ツイート

「ツイッター速報〜BreakingNews」さんが訂正ツイートをしてくださいました。ありがとうございます。

「ワクチン接種した妊婦の初期流産は7~8倍」はデマ
以下、「ほえのブログ」でまとめられていますので御一読ください。


https://twitter.com/tweetsoku1/status/1459329006281494532

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