デマと知りながらデマを垂れ流している悪質かつ不審人物が多数います。騙されないように気をつけてください。

「ウガンダ政府が死者を偽装するため空の棺桶を埋葬しようとした」はデマ

「ウガンダ政府が新型コロナによる死者を偽装するために空の棺桶を埋葬しようとした」と主張する人がいますが、デマです。

デマニュースによると、「ウガンダの住民が新型コロナの死者の埋葬で不審な点に気付き、棺桶を開けるように要求。蓋が開いてみると空だった」ということです。

こちらがデマニュースによる動画です。

この動画をみると、棺桶の蓋が空けられたとき、中が空とは言い切れないことが分かります。中には茶色の布のようなものが敷かれていて、その下に何かがあるように見えます。

そして、(もしも中にあるのが遺体だとしたら)ちょうど顔の部分が常にボヤけているのが分かります。意図的にぼかし処理が入っているように見えます

後日、このできごとを報じる記事が出ています。

A Family in Kasese district, together with the area COVID-19 task force have apologized to the medical fraternity in Bwera and Kasese for the recent attack on its COVID-19 burial team.
(ウガンダの)カセッセ地区の家族は、地域の新型コロナ対策チームとともに、新型コロナ死者の埋葬チームに対する先日の攻撃について、ブウェラとカセッセの医師会に謝罪しました。

The fracas happened in Bunyiswa, Bwera Sub County, during the burial of a 54-year-old resident identified as Bwambale Franco Kabwangana
この騒動は、ブウェラのサブカウンティ、ブニイスワで、54歳の住人(ブワンバーレ・フランコ・カブワンガナさん)の埋葬中に起きました。

the crowd stopped the team from lowering the casket into the grave and instead took it back to the house for public viewing in contravention of agreed COVID-19 burial protocols. Before this, the community demanded to confirm if the coffin indeed contained Kabwangana’s remains.
地域住民は、棺桶に故人の遺体が本当に入っているのか確認するよう要求しました。そして、埋葬チームが棺を墓に降ろすのを阻止し、新型コロナの埋葬規則に違反してそれを家に持ち帰り公に晒しました。

The police fired live bullets and tear gas to disperse the crowds before the body was later buried.
警察は、群衆を分散させるために実弾と催涙ガスを発射しました。その後、遺体は埋葬されました

Immaculate Masika, a daughter of the deceased says the incident was not planned by the family and it’s regrettable. Masika who was with the father during his last moments on earth said they were guided on the burial procedures but were taken by surprise when a group of residents went to the graveyard and picked up the body from the burial team.
故人の娘であるマシカは、事件は家族によって計画されたものではなく、残念だと述べています。最後の瞬間まで父親と一緒にいたマシカは、埋葬の手順に従いました。しかし、住民グループが墓地に来て埋葬チームから遺体を奪ったので驚いてしまったと述べました。

She also disregarded rumours that the coffin was empty.
また、マシカは、棺桶が空だったという噂はお話にならないと言いました。

Gregory Kombi, the LCIII chairperson of Bwera Sub County says the situation was initiated by the large crowd and rumours that Kabwangana had not succumbed to COVID-19.
ブウェラのサブカウンティ(LCIII)の議長であるグレゴリー・コンビによると、この騒動は、「故人(カブワンガナ)は新型コロナに屈しなかった」という噂が大勢の地域住民の間で広まったことで起きたということです。

they had an interaction with family members of the deceased and confirmed that their relative was buried.
警察は故人の家族から事情を聞き、故人が埋葬されたことを確認しました

Dr Loyce Kabyanga, the Deputy Medical Superintendent and head of COVID-19 case management  at Bwera General Hospital said they had made proper burial arrangements with the family but her team was taken by surprise by the community who threatened to lynch them if they did not desert the burial grounds.
ブウェラ総合病院の副医療監督で新型コロナ症例管理の責任者であるロイス・カビヤンガ博士の話によると、彼らは故人の家族と適切な埋葬の手配をしたが、驚いたことに、埋葬地を離れなければリンチすると地域住民に脅されました

Family apologizes for attack on COVID-19 burial team

別の記事も出ています。

“Upon opening the coffin, they realized the body had not been properly wrapped. They however confirmed the body was there,” she said.
棺桶が開くと、彼ら(地域住民)は遺体がきちんとくるまれていないことに気づきました。彼らは遺体がそこにあることを確認したんです」と彼女(故人の娘)は言いました。

She added that police later intervened and the burial was conducted but dismissed social media reports that the coffin was empty.
彼女によると、後に警察が介入し、埋葬が行われました。そして彼女は棺桶が空であったというソーシャルメディアの話を否定しました

VIRAL VIDEO: Family of Kasese man who died of Covid dismisses claims of burying empty coffin

地域住民が遺体を家に持ち帰った理由がこちらに書かれていました。

“The body was threre (in the coffin). But they insisted that because this was a very important man and a father to many, the body needed to be taken inside and properly dressed.”
「遺体は棺桶の中にありました。しかし、地域住民は、”この人は多くの人にとってとても大切な父親のような人だ。家の中に入れて正装させてやらなければならない” と主張しました。」

Aceng said that the health workers rejected the idea of taking the body into the house to have it properly dressed, but they (rowdy youth) insisted, and the coffin was taken inside.
保険大臣のアセン医師によると、医療従事者は、正装のために家の中に入れる考えに反対しました。しかし乱暴な若者達は言うことを聞かず、棺桶を家の中に持ち込みました。

The Minister explained that they then went ahead and took a pictures of an empty coffin to show the public that there was no body.
保険大臣によると、(正装のために遺体を棺桶から出したあと)彼らは空の棺桶の写真を撮り、それを(SNSに)公開しました。

Health Minister Explains ‘Empty Casket Burial’ Incident

アイキャッチ画像が違う?

この騒動を伝える記事のアイキャッチ画像が過去の違うものだから「火消しの可能性がある」というツイートを見かけましたが、突発的に起きたできごとなので、記者がそのときの写真を撮っていたとしたらそのほうが不自然ですね。

確認したところ、記者が撮った写真ではないことを示す「断り」は書いてありました。

読者に実際の写真だと誤解させてはいけない場合は注意が必要ですが、記事中で資料写真を使うことは珍しいことではないですね。

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